ファイナルファンタジーXIII

物語のあらすじ
概要
キャラクターボイス
ストーリー
第１章ハングドエッジ
第２章下界のファルシ
第３章ビルジ湖
第４章ヴァイルピークス
第５章ガプラ樹林
第６章サンレス水郷
第７章商業都市パルムポルム
第８章歓楽都市ノーチラス
第９章リンドブルム
第１０章フィフス・アーク
第１１章グラン=パルス
第１２章聖府都市エデン
第１３章オーファンズ・クレイドル

物語のあらすじ

　地より離れた遥かな高み浮かぶ、作られたもうひとつの大地。
それはすべてを内包する世界だった。

緑なす平原や険しき山々、蒼い海や目映い陽光に至るまで何もかもが、星を思わせるほどに巨大な球体の内部に存在した。

大地の表層を引きはがし、ぐるりと裏返して閉じた空間。

それがコクーンと呼ばれる世界だった。

　”繭”という名のとおり、この人工的な天地は想像し得るかぎりに快適に保たれていた。

神が生み出した機械生命体ファルシたちによって建造され、決して誤ることがない彼らに管理されたコクーンは、そこで生活する人類にとってこの上なく安全で、豊かさに満ちた居住地だった。

ファルシが提供する無限のエネルギーと食糧は人々を死から遠ざけ。夢のような文明社会をもたらせてくれた。

　天空の理想郷。天敵も飢餓も存在しない楽園で、ファルシの助言を受ける聖府の統治のもと、人類はひたすら増え続けた。

長い歳月を経て、その人口は数千万にまで到達する。

コクーンとは巣箱だった。

万能たるファルシの庇護を受け、人という種族が繁殖するための完全は世界、球体の堅牢な殻に守られて、人類の繁栄は永久に続くかに見えた。

　やがて、歯車は動き出す。
ゆっくりと、しかし着実に、大いなる計画は最終段階へと進みゆく、運命の１３日間が始まる。